生活に根ざした独特の食生活理論と哲学を駆使して、現代日本人の食生活に物申す魚柄仁之助は、「食のルネッサンス」人。そんな著者が農学部の学生だったころから20年間にわたり実践してきた食についてのノウハウと哲学を集大成したのが本書。自称、わがまま、横着、ずるくてふとどき者の著者が、「安い、うまい、簡単、健康的」を徹底追求した食生活の知恵を懇切丁寧に伝授してくれる。 ?「ものは捨てない、残さない」という徹底ぶりには、著者の食材へ対する敬意と慈しみが満ちている。また、「いか肝スパゲティー」「佃煮の使い方」など創意工夫に満ちた食生活は、飽食の現代人に多大なる示唆を与えてくれるだろう。 夕食作りは5分、1杯15円、10分漬け、などで食費がひと月9000円。1日3食すべて自炊して、調理時間はしめて65分。本人いわく「料理とは限られた時間との折り合いのつけ方」。芸術的な段取りのよさは拝みたくなるほどだ。それでいて、読んでいるだけでも食欲がそそられる食事ができあがってしまうのだから、頭と食材は使いようである。魚柄仁之助の料理写真集『楽膳のすゝめ』、『魚柄仁之助のもてなし楽膳』もある。(松本肇子)
無駄にしないということ
この人の著作に通底するのは、「素材を無駄にしない」で「とにかく自分の手で作る」という2点なのですね。
ケチ臭いとか貧乏臭いとか思う人もいるかもしれませんが、京都のおばんざいだって「無駄にしない」ところが着眼点になったものが沢山ある訳で、こういうやりかたは極めて真っ当だと思います。この人は実家が料亭だったそうですが、そうした日本の伝統料理を作る場では極力素材を無駄にしなかった、ということを彼が子供の頃から見ていたからこそこういう書き方ができるし、実は昔の日本では結構普通だったことなのではないかと思われる部分が沢山あります。
美味しいものを手軽かつ簡単に作るというのはグッチ裕三の専売特許なんだけど、そこから一歩踏み込んで、「今手許にあるものを如何に上手く使って旨いものを作るか」っていう視点で料理を作るには最高のテキストでしょう。
私はこの本を図書館がリサイクルで無償で提供してくれてたのをもらってきました(笑)。だってこの本無駄にできないもん(笑)。
ステップアップのきっかけに
料理の話なのになぜか面白い。基本的に和の色が強い。
ある程度料理はできると自負していたが、他の方同様目から
鱗が落ちた。沢山落ちた。
料理の仕方というよりも、この本をきっかけに料理への柔軟性や
工夫するポイントを自分なりに増やしていくための本。
料理が好きな人が読めば面白いだろうが、右も左もわからない
人が手に取れば「結局よくわからない」で終わってしまいそうではある。
これが10年前のものなのだからすごい。やっと時代が追いついた。
快適と言う言葉は必要なのか
お父さん(おっさん)向けですね
それも年金暮らしとかの貧乏生活用だと思いました
快適という言葉が当てはまるゾーンが狭すぎる
イカが好きな人には良いかも
しかも痛風になるプリン体が少ない食材紹介でイカやたらこってどうなんでしょう・・・
本を読んで病気になるところでした
なぜこの本の評価で星5つつくのかわかりません
料理は根性!
料理をすることが億劫、肉じゃがなど「とおりいっぺん」の料理しかできなかったわたくし。この本を読んでからは「料理は構えなくて良いのだ!」と、気持ちが楽〜になりました。そうです!材料は測らなくてもいいんです!しなびてても乾燥させてたと思えばいいんです!とにかく一気に料理が身近に簡単になりました。また、お弁当は苦手だったけれど、これを読んでから、毎日作れるようになりました。料理作りは苦手・得意ではなく、根性があるかないか、工夫ができるかできないか、ということを知りました。 炊飯器セット時に「卵」を米にさしておいたら、炊き上がる頃にはユデ卵もできる。ソウメンをゆでるときには、一緒に野菜もゆでちゃう。そんな工夫が、独特の語り口で紹介されています。ちょっと厚めの本だけど、ウォッカ・ジンちゃんの一冊買うならこの本だと思います。
料理本を一冊持つならコレ
「○g、大さじ○杯」といったかしこまった料理の作り方でなく、「えいやっ」と作れる目からウロコの料理本。「安い食費」を売り物にした料理の本には揚げ物や卵中心のものが多かったりするけれど、これは、ヘルシー。意外と簡単。ゲーム感覚で料理にいどむことができ、料理が楽しくなります。写真などなく、文字ばかりですが、読みやすくて面白い。ちょっと使いにくいですがラストに「索引」がついているので、「今日は、この魚が安かったけど、どうやって調理したらよかったっけ」という時にめくっても○。
飛鳥新社
元気食 実践マニュアル155 (文春文庫PLUS) 作っちゃる!!―うおつか指南世直し料理 うおつか流生活リストラ術―生き活き人生シンプルライフ うおつか流台所のリストラ術―ひとりひとつき9000円 食べちゃる!!―うおつか指南料理心得
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